ゲームのシステム自体は非常にシンプル。
子供向けへと変わってしまった童話の世界を
移動とジャンプキーというシンプルな操作で
ゲームの指示に従いつつ"汚して"いく。
汚していくことで物語に干渉する仕組みだ。
プレイヤー(グリム)の周りが汚れるようになっており、
汚していくうちにゲージがたまり、一度に汚せる範囲が増えていく。
ただし、ステージが変わるとまたゲージはリセットされる。
グラフィックはテクノロジー的には割と最近に多い
モーションブラーやセルフシャドウ、遠景にソフトフォーカスがかかってたり
微妙にブルーム効果なども見られ、ラグドールもあるのだが、
ポリゴンが荒く、テクスチャもコミカル路線とはいえ荒さがみられる。
そしてその割に動作は重い方でそこそこのパソコンがないと動作しないかもしれない。
とはいえ、
美術的に見れば独特のデザインを確立しており、
コミカルだがブラックユーモアという世界観が目を惹く。
サウンドは悪くなく、BGMもなかなか良いが、曲数が少ないのが残念。
世界観が変わる前と変わった後でBGMが変わっても良かったのではないかと思う。
ゲームを開始すると、操り人形風に物語が語られる。
このときの雰囲気がイイ!b のだが、
会話は早いので字幕があるとはいえ英語が苦手だとかなりつらい。
これは今のところ日本語版が出ることを願うしかなさそうである。
また、ゲーム性重視に作られていないのかゲーム自体はかなりシンプルで、
色々周りに変化があって面白いものの単調になりがちなのが残念。
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