Call of Duty

第二次世界大戦が舞台の
ファーストパーソンシューティング。


第二次世界大戦を舞台にした戦争ゲームで、
圧倒的な迫力などから世界中から高い評価を得たタイトル。
キャンペーンはアメリカ・イギリス・ソ連の3つがあり、
それぞれの兵士として戦場に出る事となる。
かなりストーリー重視だが基本的にキャンペーン同士の関連は無く、
キャンペーン内のミッションは前のミッションの続きであったり全く新しいものであったりもする。
ミッションはかなり個性的に作ってあり、飽きさせない。
キャンペーンによって武器、戦闘の規模、国の特性などが異なり、
特にソ連の場合戦闘中に後退すると味方に射殺されるといった事も。
敵味方両方のAIは非常に優秀で、ミッション毎で敵味方両方行動は違い、
ちゃんと状況判断により行動するため不自然さはかなり抑えられていある。
また、敵に手榴弾を投げ返される事もある。
自由度に関しては、一本道のゲームで自由度はあまり無いが、
演出に相当なこだわりを感じるし、それによるストレスはあまり感じない。

グラフィックは2003年としても最新のグラフィックではないが、
煙やマップのライティングなどはかなり良くできている印象。
水面は法線マッピングを使っているようで、反射などは非常に良いようなのだが、
私のパソコンではそれを確認する事はできなかった。
テクスチャもかなりの出来。
少し黄色みが強すぎる時もあるが爆発や炎のエフェクトもかなりのものである。
死体のポーズやモーションはは数種類用意されていてかなりリアルではあるが、
固定なので壁にめり込む時があるのは残念。
また、プレイヤーのすぐ近くで敵の砲撃を食らえば視界がぶれ、
動きが鈍くなるといったエフェクトもあり、これは相当な出来である。
ただ、地面への人の影は全く無い。あと血の描写もModを入れない限りほぼ全くない。

サウンドもまた相当な出来。敵味方入り混じり、至る所で爆音や銃声が響き渡り、
味方の叫び声まで細かく再現されている。
音源からプレイヤーまでの距離によってまた別の効果音が使われ、
遠ければただ音が小さくなるだけではない。
また、前述のプレイヤーのすぐ近くで敵の砲撃を食らった時には
周りの音はこもり、耳鳴りがする。

ゲーム全体を通して、随所にこだわりを感じ、
演出も伴ってプレイヤーに強い説得力を感じさせる。
マルチプレイもあり、ボリューム的にも不満は無い。
かなりオススメするが、自由度の件やその他細かい所でもう一つの感はあった。

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